- 十方暮入り
十干と十二支の五行が相剋しているものが8日も集中しているため特別な期間と考えられ万事 うまく行かず吉凶とされ、労多くして功の少ない日とされる。
八専の入り
十干と十二支に五行を割り振ると、干支の気(五行)が重なる日が全部で12日ある。
そのうちの8日が壬子から癸亥の12日間に集中している事から特別な期間と考えられる
ようになり、吉はますます吉、凶はますます凶となるとされたが、いつの頃からか、凶
の性質のみが強調されるようになり、現在では何事もうまくいかない凶日とされている
同気が重なることを「専一」と言い、それが8日ある事から「八専」と言う。
三伏
夏至以降3度目の庚(初伏)、4度目の庚(中伏)、立秋以降の最初の庚(末伏)の事
庚は金の陽性であり、火性の最も盛んな夏の時期の庚は(火剋金)日は凶であるとされる。
庚申待
人間の頭と腹と足には三尸(さんし)の虫がいて、いつもその人の悪事を監視しており
更新の日の夜、寝ている間に天に登って天帝に日頃の行いを報告し、罪状によっては寿命
が縮められるとされるため、三尸の虫が天に登れないようにするためこの日には徹夜しな
ければならないとされた。
甲子待
甲子が相生(水生木)の関係にあり、干支の組み合わせの一番目であることから、甲子の
日は吉日とされる。子を鼠と結び付かせ、鼠を大黒天の使者として大黒天祭がおこなわれ
る。甲子待(かっしまち)と言って、子の刻(23時ごろ)まで起きて大豆・黒豆・二股大
根を備え、大黒天を祀った。